【怖がる必要はありません!】緊急事態宣言 ロックダウン 都市封鎖とは 〜 Dallasの場合

アメリカ生活

3月23日(月)から私が住むテキサス州ダラスではStay at Home 命令が出されました。Stay at Home命令はいわゆるロックダウンです。人々の動きを必要最低限にして感染症の蔓延を抑える方策です。当初トランプ大統領が全米に出した緊急事態宣言に沿って4月3日までの予定でしたが先週末に延長が発表され4月末までとなりました。ダラスの緊急事態宣言状態は5月20日まで延長されました。先週末の第一報では「ダラス市、Stay-at-Homeを5月20日まで延長!」となっていたのですが、その後カウンティジャッジによって訂正され「緊急事態宣言は5月20日までだがStay-at-Homeは4月末までです」と発表されました。やはりどこも混乱してるので情報はきちんと追わないといけません。

さて、タイトルでロックダウンを恐れる必要はないと書きました。緊急事態宣言の内容もロックダウンの内容も各国や国の中でも地方自治体で変わってくるのでどんなところのことでも私が語れるか?と言うとそれはありません。ただ、日本とアメリカは人々の暮らしの環境や価値観がとても近い先進国同士なので、おそらく似たような状況になるんじゃないかと予想します。どちらがものすごくひどいことになるとかものすごくいいことになるということは起こらないと思います。今現在の感染者の状況は日本の方が圧倒的にいい状態ですが。なので、今ダラスでどういうことが行われているか参考にしてもらえればと思います。

ロックダウン、都市封鎖。感染症が人から人に移るのを防ぐにはいわゆる三密の機会を減らすことなので、市民に対しては主に以下のことが行われています。一つづつ解説します。

  1. non-essential businessの休止、リモートワーク推奨
  2. 場所を問わず集会の禁止(Social Distance 6ft)
  3. essential activity以外の外出禁止

non-essential businessの休止、リモートワーク推奨

まず大事なのが何をnon-essential businessとカテゴライズされてるのか、ですよね。ダラスでは以下のものがessential business、なくてはならないビジネスとして規定され、ロックダウン中も業務継続されています。

  • 医療関連業種(各種病院、ラボ、医療用具に関わる仕事、病気サポートグループ、セラピー、獣医、薬関係)ただし緊急性のない処置、手術は禁止。
  • どうしても必要な行政サービス(市民の健康や安全に関わる部門)
  • インフラ関係(電気、水、ゴミ、道路など)
  • 交通(飛行機、電車、バス、タクシー、Uber等)
  • ガソリンスタンド、車修理
  • メンテナンス関係(電気修理、水道工事、プール清掃など市民の安全清潔に関するもの)
  • 現在進行中の建設工事(新たなリモデルや新たなプロジェクト開始は禁止)
  • 建設物資の製造業
  • 工事に関わる造園業
  • essential business用の標識設置業
  • 金融、法律、会計関連
  • 電話、IT関連
  • スーパーマーケット、コンビニ、ホームセンター、酒店など生活必需品を扱う店
  • レストラン(イートイン禁止)
  • 配送、配達業務
  • 農業、漁業、家畜、牧場
  • コインランドリー、クリーニング店
  • ペットフード店
  • 銃器店
  • 洗車場
  • 園芸店
  • リモートワークに必要となるものを取り扱う店(オフィス用品、携帯、コンピューター用品など)
  • 上に記したものを取り扱う質屋
  • 食べ物や上に記したものを取り扱うデパートやホテル内ショップ
  • 遠隔教育業者
  • 上記essential serviceに従事するもののための保育施設
  • アニマルシェルター、ペットグルーミング、ペットホテル
  • ホテル、ショートタームレンタル
  • ゴルフ場、テニス場(カントリークラブの活動は禁止)
  • 経済弱者のためのシェルターや様々なサービス
  • ニュースメディア
  • 教会(集会は禁止)
  • 葬儀場(社会的距離をとって行う場合のみ)

ふぅ。いっぱいあった。細かい条件付けなどちょっとはしょったところもありますが大体上記の感じです。さていよいよnon-essential businessです。non-essential business、今現在必要不可欠でないビジネスとして設定され、休業・閉鎖されているものが以下のものです。

  1. ヘアサロン、ネイルサロン、スパ、減量センター
  2. バー、クラブ、劇場関係、アミューズメント
  3. アート、クラフト、手芸関係ショップ
  4. 花屋
  5. タトゥーショップ
  6. タバコ、ベイパーショップ
  7. 訪問販売、ガレージセール

改めて調べてみるとnon-essential businessの方が断然少ないのに驚きます。強制的に閉鎖・休業になった業種に勤めている方々や経営者は本当に大変だと思います。政府の補償などを駆使してなんとか頑張って欲しい。ただ、ここで注目すべきはロックダウンで実際に閉鎖となってるものは印象として持ってるより少ないということです。

essential businessであってもリモートワークが可能な仕事はリモートワークが推奨されています。IT関連の人々はロックダウン前からリモートワークを開始しています。ダウンタウン内のファイナンシャル系の企業や通信大手AT&Tもほとんど全員リモートになったようです。

人数を問わず集会の禁止 Social Distance 6ft

ロックダウンの最初の週は10人以上の人の集まりは禁止とかだったと思います。人数がちょっと曖昧ですみません。ロックダウン1週間経ってのアップデートで人数は何人でも集まってはダメとなりました。住居を共にする人以外と一緒に歩く際は2m以上のSocial Distance(社会的距離)を開けないといけません。アップデートで厳しくなった背景は、やはり守らない人がいたためと、10人の少人数であっても違う場所からきた人が集まってSocial Distanceを取らずに喋ったり触ったりすることが危険だったためと思われます。今では工事現場でのランチや休憩時も人と集まってはダメだという規定もできました。スーパーマーケット内もレジ待ちもSocial Distanceを維持するように設定されています。

essential activity 以外の外出禁止

また出ました、essentialという単語。先ほどはessential businessで必要不可欠な、ないと生活に困るビジネスということでした。今回のessential activityとは個人の必要不可欠の行為、どうしても行わなくてはならない行為のことです。つまりessential businessでどうしても現場でないと仕事ができない人の勤務地への往復、どうしても受けなければいけない医療行為、健康を保つための行為(散歩、バイキングなど)、スーパーへの買い出し、必要なもののの買い出しなどは必要不可欠の行為として認められています。いずれの行為を行う際も、自分以外の人がいる場所ではSocial Distanceをキープしなければなりません。散歩の時も、向こうから来た人とすれ違う時、お互いちょっと脇へそれて距離をとるようにしています。

補足:レストランやコーヒーショップ

レストランやコーヒーショップなどの外食産業は1でお話ししたようにessential businessです。しかし、人と人が密接になる環境になり得たり、人の唾が飛んだりついたりする可能性のあるこれらの場所では特別な規制が作られました。店の中での飲食は禁止。テイクアウトかデリバリーのみになりました。店内で客は注文や支払い、受け取りはできるのですが出来上がりを待つことはできません。店員によって店外に運ばれ外での受け取りになります。ロックダウン初日、まだ夜が開けていない時に外から見えたスターバックスコーヒーの店内に驚きました。すでにテーブルも椅子も全部脇に寄せて片付けられており、ちょっとの隙に誰かが座ることはできなくなっていました。仕事早い。我が家もできるだけ行きつけの店を支援したいので、オンラインオーダー→受け取り→帰ってきてうまうま食べるを実行しています。家計が破綻しないように注意しながら。

まとめ

いかがでしたでしょうか。これが現在のダラス、ロックダウン3週間目の様子です。ロックダウン、都市封鎖というと怖いイメージがあるのですが、閉鎖を余儀なくされた分野以外ではとりあえず毎日の生活は普通に送れています。スーパーも時間短縮していますが普通に営業していて、食べ物もたくさんあるし、お菓子もフルーツもいつも通り買えます。アマゾンで買い物しても届くし、物流も動いています。誰かに監視されているということももちろんないし、警察が取締りをしてるってこともありません。だから、日本が緊急事態宣言を出してもきっと大丈夫!生活はそんなに変わることはないと思います。実際の緊急事態宣言・ロックダウンのこのダラスの様子がご参考になれば幸いです。皆さんの不安が少しでも和らぎますように。次回もこの関係のお話を書いていこうと思います。

参考文献

https://dallascityhall.com/DCH%20Documents/covid19/FAQ%20stay%20at%20home%20regulations%20-%20ENGLISH.pdf

https://dallascityhall.com/DCH%20Documents/covid19/Amended%20Emergency%20Regulations.pdf

https://dallascityhall.com/DCH%20Documents/covid19/Dallas%20Emergency%20Regulations%20032420.pdf

City of Dallas : Coronavirus (COVID-19)
The City of Dallas is closely monitoring the national outbreak of the novel coronavirus, now known as COVID-19.

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